ChatGPTって何ができるの?研修で70人に教えて分かった本当の入口

宮崎市介護支援専門員連絡協議会さまで、ケアマネジャー70名の皆さまにAI活用研修をさせていただきました。
そのとき一番おどろいたことを、先にお伝えします。

AIという言葉は、ほとんどの方が聞いたことがありました。
ところが、ChatGPTとGeminiとClaudeの区別がついている方はごくわずかで、そもそもAIに種類があるという考え自体がなかったのです。
会場の反応も、正直なところ薄いものでした。
ピンときていない、という空気です。

一方で、分かる方はとてもよく分かっていました。
3つとも知っていて、今日はChatGPTを使うんだな、と最初から理解されている。
同じ会場のなかで、はっきり二極化していました。

この研修で何があったかは、ケアマネジャー70名にAI研修をして分かったことに書いています。

この記事は、薄い反応だったほうの側に立って書きます。
ChatGPTが何なのか、何をしてくれるのか。
最初の一歩のところだけです。

結論:ChatGPTは、文章で相談できる相手です

ChatGPTは、こちらが文章で話しかけると、文章で返してくれるサービスです。

命令する道具というより、相談する相手だと思ってください。
人に聞く前の下書き相手、くらいの距離感がちょうどいいです。

ChatGPTはAIそのものではなく、AIのひとつです

研修で一番伝わっていなかったのが、ここでした。

ChatGPT=AIではありません。
AIという大きなくくりの中に、ChatGPT、Gemini、Claudeといった別々のサービスがある、という関係です。
車といっても各社から違う車種が出ているのと同じで、それぞれ得意なことも料金も違います。

最初のうちは、どれか1つを使えば十分です。
3つを比べた話は「結局どのAIがいいの?」3つのAIを1週間使い倒した正直な感想に書いているので、気になった方はそちらを読んでみてください。

検索との違い

Google検索は、自分でキーワードを入れて、出てきたページを自分で選んで読むものです。

ChatGPTは、質問すると、それに合わせて答えをまとめてくれます。

宮崎市の燃えないゴミの日といった自治体のルールや最新の情報は、公式サイトを見るほうが確実です。
反対に、この説明を分かりやすく言い換えて、この文章を短くして、といった作業はChatGPTが得意です。

検索は資料探し、ChatGPTは相談相手。
このくらいで分けておけば十分です。

実際にやってみます

言葉で説明するより、画面を見てもらったほうが早いので、実際の手順をそのまま載せます。

ChatGPTを開くと、画面の真ん中に文字を入力する欄があります。
ここに、話しかけるつもりで書きます。

ChatGPTを開いた直後の画面。中央に質問を入力する欄がある

今回はこう頼んでみました。

自治会の草刈りのお知らせ文を作って。
8月3日朝8時、公民館集合、持ち物は軍手と帽子。
優しい言い方で。

ChatGPTの入力欄に、自治会の草刈りのお知らせ文を作る依頼を打ち込んだ状態

ごらんのとおり、きれいな敬語で書く必要はありません。
伝えたいことを並べるだけで十分です。

なお、この画面の上のほうに赤い帯が出ていますが、これは音声入力のマイク許可を求めているだけで、今回の操作には関係ありません。
声で入れる方法はChatGPTは話すだけで使えますで紹介しています。

送信すると、数十秒で文章が返ってきます。

ChatGPTが作成した自治会の草刈り作業のお知らせ文

ここで大事なのは、出てきた文章をそのまま使うことではありません。
ここから自分の地域に合わせて直す、という使い方です。

そして、ここからが本番です。
会話は続けられます。

たとえば、そのまま「高齢者にもわかりやすくしてください」と頼んでみます。

高齢者にもわかりやすくしてくださいと頼み、やさしい言い回しに書き直されたお知らせ文

同じ内容のまま、言い回しだけがやさしくなりました。
日時や持ち物を、もう一度入れ直す必要はありません。

一度で完璧な文章を求めなくていい、というのがChatGPTの一番のコツです。
出てきたものに注文をつけて、近づけていく。
研修でも、この続きが頼めるという部分が一番おどろかれました。

気をつけること

便利ですが、何でも信じていいわけではありません。
ChatGPTは、もっともらしい文章を作るのがとても得意です。
ですから、間違っていても、それらしく見えてしまいます。

次のことは、AIだけで決めないでください。

  • 病気や薬の判断
  • お金や契約の判断
  • 法律や制度の最新情報
  • 個人情報を含むこと

最後は、公式サイト、専門家、役所、病院で確認する。
ここだけ守っていただければ、あとは自由に試して大丈夫です。

最初は何に使えばいいか

失敗しても困らない文章から始めるのがおすすめです。

お礼のLINEを少し丁寧にしたい。
家族への連絡文を短くしたい。
イベント案内の下書きを作りたい。
このあたりなら、AIが少し変なものを出しても自分で直せます。

今日いちばん覚えて帰っていただきたいのは、これだけです。
困ったら、まず聞いてみる。

これ頼めるのかな、と思ったことは、だいたい頼めます。

動画でも解説しています

同じ内容を、実際の画面を動かしながら10分の動画にしています。
文字より画面のほうが分かりやすい方は、こちらをどうぞ。

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