ホームページ制作でやってはいけないこと31選【2022年版最新】

倒れるドミノを電球で止めている

「ホームページ制作って、誰が作っても同じでしょ?」
っと思っていませんか。

ホームページ制作には、さまざまな「やってはいけないこと」があります。
そしてこの「やってはいけないこと」は意外と守られていません。

しっかりポイントを押さえておかないと

  • 全く集客ができない
  • 顧客からの信用を失う
  • 悪徳制作会社にだまされる

っといったホームページを作成する上でのリスクがあるため要注意です!

高い金額でホームページを作るからこそ、しっかり成果は出したいものです。
本記事では、ホームページ制作でやってはいけないことについて、【企画】【制作会社】【コンテンツ】【構築】【セキュリティ】【デザイン】【SEO】にわけて解説していきます。参考にし、ホームページ制作にお役立てください。

ホームぺージ制作でやってはいけないこと:【企画】

企画を考えている男女4人のビジネスマン達

目的が定まっていない

ホームページ制作において、最もやってはいないことが「ホームページの目的」が定まっていないことです。

「結構高い金額でホームページを作成するんだから、目的を決めるなんて当然でしょ」
っと思われる方が多いかもしれません。

さまざまな相談を受けてきましたが

  • かっこいいデザインのホームページが欲しい
  • 魅力が伝わるホームページが良い

これらは曖昧なのでより具体的な目的にし、ホームページを通してユーザーに「どのような行動」をしてもらいたかをしっかりきめましょう。

ホームページの種類目的目標例
コーポレートサイト会社のことを知ってもらう訪問ユーザーを10%増やす
ECサイト商品を購入してもらう商品の購入率を3%増やす
ブランドサイトブランドのことを知ってもらうECサイトへの流入を15%増やす
サービスサイトサービスを申し込んでもらう申し込み数を月間10増やす
リクルートサイト人材を獲得する応募数を2倍にする

ターゲットを設定していない

目的が決まっただけでは、まだ不十分です。例えば、60歳男性向けの商品ページを、カラフルで若者言葉を使った文章にしてしまっては、訴求力はありません。どのような層に向けた商品・サービスなのかを明確に定義し、それに沿ったホームページにしなければなりません。

ターゲットが明確に決まってないために「記事や写真が不自然」「デザインがターゲットと合っていない」ということが起こるのです。マーケティング全体の戦略にも関わる部分のため、どのような人を集めたいのかしっかり決めることが重要です。

目標を数値化していない

ホームページは、公開して終わりではありません。その後に適切な運用をしなければ、望むような成果は得られません。その運用の指針となるのが、目標数値です。

ホームページを作成する場合、具体例として以下の指標が用いられます。

  • ページビュー数(閲覧されたページの数)
  • お問い合わせ数・資料請求(サイトの目標達成数)
  • ユニークユーザー数(サイトを閲覧した人の数)
  • 滞在時間(ユーザーがサイトにいた時間)

いきなり、お問い合わせ数が2倍、3倍に!ということはほとんどありません。
すぐに成果が出るものではないので、計画的・長期的な目標を設定することがポイントです。

ホームぺージ制作でやってはいけないこと:【制作会社】

会議中の女性3人が、机の上にある資料を見て話している

途中解約できない業者との契約

ホームページは作ったら終わりではなく、毎月制作会社に運用管理費を依頼する場合がほとんどです。その場合、制作会社に運用管理費を支払うことになります。

毎月2,5万円の運用費を5年間支払い続けると、150万円になります。
「ホームページ制作費用が安いから契約したのに、結局支払いは150万超えてるんだけど・・・」っということも。

特にリース契約は途中解約ができないため、期間中は制作会社を乗り換えられません。
できる限りリース契約は避けるべきです。仮にリース契約するにしても、事前に契約書の解約条件を確認しておきましょう。

1社からしか見積もりを取らない

見積もりを1社しか取らないと、「見積金額が妥当かどうか」「しっかりサポートをしてくれるのか」などを判断できません。

ホームページ制作会社複数見積もりを依頼・比較をして判断をすることをおすすめします。

安いから選ぶ

値段だけでホームページ制作会社を選んでしまうのはとても危険です。

  • ホームページ制作の修正が多い
  • なかなかホームページが完成しない
  • 急いで修正したいけど、担当者と連絡が取れない

など、結局お金と時間がかかってしまったというケースがありえます。

格安のホームページには相応の理由があります。

  • テンプレートのデザインを使い回し
  • SEO対策の知識がなくタグがぐちゃぐちゃ
  • モバイルファーストになっていない

などです。
いくつか見積もりをとり、なぜ他の制作会社よりも安いのか理由も確認しておきましょう。

関連記事:ホームページ制作費用の相場【2022年保存版】

ホームぺージ制作でやってはいけないこと:【コンテンツ】

男性がタブレットで検索中

著作権フリーでない画像の使用

画像を使用する場合は、権利上問題ないか確認しなければなりません。ライセンス表記をすれば掲載可能という画像もあります。こういった画像を、ライセンス表記なしで掲載してしまうというミスは起こりがちなので気をつけましょう。

許可なく、画像やイラストを無断で掲載すると著作権の侵害になりえます。
他にも、自分で作成した画像でも、著作権に触れる可能性があります。漫画やイラストなど、他者が作った作品の写真がこれにあたるので注意が必要です。

大きいサイズの画像の使用

大きいサイズの画像は表示速度が著しく低下してしまいます。ページ速度が遅いと、検索結果にも影響が出るので注意が必要です。

画像は文字の7倍の情報量があると言われています。画像の使用を避けるのではなく、小さいサイズの画像を使用しホームページに掲載しましょう。
※1枚、100KB程度が目安

参考:画像圧縮ツール

文章を羅列する

文章をそのまま流し込むだけでは、ユーザーは飽きてしまいます。そのため「読んでもらう工夫が必要」になります。

  • 図や表、リストを使う
  • 見出しに装飾をつけて、メリハリを持たせる
  • 画像やイラストを使う

など、上記のような工夫をして、ユーザーが飽きず、読みやすいコンテンツを作成していくことが重要です。

ソースや真偽が不明な情報を記載する

インターネットには、価値の高い情報から偽物の情報まで、膨大な量の情報が存在します。
誰でも簡単に発信できることや、古い情報が放置されていることが、この問題に大きく関係しています。

もし偽物の情報を参考すると、大きな損失になるので必ず避けるべきです。
インターネット上の情報を参考にする際は、情報の鮮度、発信者の信頼度、正確性など、必ず吟味しましょう。

リンク先のわかりづらいリンクテキスト

飛び先の内容がわからないリンクは、ユーザーにとって親切ではありません。

  • リンクテキストが青色じゃない
  • 詳細が書いておらず「こちら」だけ

上記のようなものはユーザーに不要な判断を強いることになります。
このようなことを改善し、ユーザーが迷わないようにしましょう。

ホームぺージ制作でやってはいけないこと:【構築】

紙にSTEP1からSTEP4まで印刷してあり、何かを書こうとしている

独自ドメインを取得しない

ホームページの「https://◯◯◯.jp」「https://◯◯◯.com」のようなURLの「◯◯◯」の部分をドメインといい、インターネット上で住所の役割をします。ドメインには「共有ドメイン」と「独自ドメイン」があり、独自ドメインはこの「https://◯◯◯.jp」の部分を、契約者が好きに決めることができます。

一方で共有ドメインとは、1つのドメインを複数の契約者で利用するドメインです。
例えば「https://www.◯◯◯.jp」というURLであれば

  • 「https://www.aaa.◯◯◯.jp」
  • 「https://www.bbb.◯◯◯.jp」
  • 「https://www.ccc.◯◯◯.jp」

と複数のアカウントで共有することになります。

しかし、ホームページ制作ツールで提供されている無料のドメイン(サブドメイン)を利用した場合は、その企業ドメイン名が含まれているため、ホームページのURLに他者名が含んでいるURLになってしまいます。そのような自社と関係がない文字列が入ると、信頼性に欠け、ユーザーが不安になります。

無料のレンタルサーバーを使う

サーバーとは、ホームページに表示する画像やテキストなどのデータを保管してコンピュータやソフトウェアのことです。無料のサーバーは魅力的に思えますが、「ドメイン数の制限」「容量が小さい」などのデメリットが存在します。特にサポートが受けられないのは致命的で、ホームページが表示さえなくなった際は自分で対応しなければなりません。

このように無料サーバーは運用面で推奨できない部分があるため、制作会社が無料サーバーを勧めてきた場合は注意が必要です。
有料サーバー自体、そこまで費用はかからないので有料サーバーをおすすめします。以下、おすすめのレンタルサーバーとその費用を表に掲載していますので、参考にしてください。

エックスサーバーConoHa WINGロリポップさくら
初期費用0円0円0円0円
月額費用990円〜819円〜550円〜437円〜
サイトの表示速度
無料常時SSL化
バックアップと復元0円0円330円〜(月額)0円

※月額費用は契約期間12ヶ月

ページ表示速度を考慮しない

一度は見たいホームページがあって、表示に時間がかかりイライラした経験あると思います。

表示速度が遅くなればなるほど、そのページから離脱する割合が増えていきます。すくなくとも3秒以内にページが表示されることが理想的です。

  • 表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇
  • 表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇
  • 表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇
  • 表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇
  • 表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇
引用先:Think with Google

表示速度は画像のサイズを小さくすることで解決できることが多いです。
参考:画像圧縮ツール

モバイル(レスポンシブ)対応しない

レスポンシブ対応=スマートフォンへの対応です。2022年現在、ホームページはパソコンよりもスマートフォンからのアクセスが多く、対応していないと莫大な機会損失になります。

Googleは、スマートフォンを基準としてサイトの評価を行っているので、レスポンシブ対応しているだけで、検索順位の向上が期待できます。

ホームぺージ制作でやってはいけないこと:【セキュリティ】

クレジットカードを見ながらスマートフォンを操作している

SSL対応をしない

SSLとは、データの暗号化により、ハッカーや改ざんなどを防ぐ仕組みを指します。SSLを導入していないと、個人情報が漏れる恐れがあり、安全性が担保されません。ほかにも、SEO的に不利になるというデメリットがあります。

簡単なパスワードを使用する

サーバーやCMSなどの管理画面のパスワードは、気をつける必要があります。簡単なパスワードだと、ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)という方法で簡単に突破されてしまいます。

パスワードは自分で考えるのではなく、パスワード生成サイトの利用をおすすめします。さまざまな文字列が生成されるので、より強固なパスワードが取得できます。

参考:パスワード生成(パスワード作成)ツール

セキュリティ関連のプラグインを入れない

WordPressは世界一のシェアを誇るCMSで、多くのサイトに利用されています。非常に優れています。
しかし、そのシェアの高さゆえに、ハッカーから狙われやす側面もあります。「SiteGuard WP Plugin」など、セキュリティ用のプラグインを必ず使用し、サイトを守りましょう。

ホームぺージ制作でやってはいけないこと:【デザイン】

パソコンを見ながらデザインを考えている女性

Flashを使用している

かつてはAdobe FlashはブラウザーゲームやWebなどでよく使われている技術でした。今でもホームページにFlashを使用しているところが多く存在しています。

しかし、Flashは2020年12月31日にサポート終了しています。

Flashには脆弱性があることや、検索エンジンに認識されないなどのデメリットがあります。

トンマナが統一されていない

トンマナとは「トーン&マナー」の略でデザインの統一性のことをです。制作会社に依頼せず、自社でホームページを制作した際にこの「トンマナが統一されていない」状態が多く見られます。

  • ページごとで文字の大きさが違う
  • 特定のページだけデザインが違う
  • ターゲットに合っていない

トンマナが統一されていないとユーザーは混乱するので、トンマナはしっかり決めておくことをが大事です。

アニメーションを多用する

文字が、ふわっと現れたり、画面の横からスライドしてくるホームページを見たことがある方も多いかと思います。

しかし、過度にアニメーションを使用すると、ユーザーの目線が分散してしまうことになり逆効果です。アニメーションは何を際立たせたいのかを明確にし使用することが大事です。

サイズやフォントを考慮しない

デザインがすばらしくても、文字が読みづらく内容がわからないのではホームページの意味がありません。

最低でも12px(ピクセル:文字サイズの単位)は維持しましょう。高齢の方や、視力が悪い方にも配慮する必要があります。訪れてくれるユーザーが読みやすいかに気をつけてください。

ホームぺージ制作でやってはいけないこと【SEO】

テーブルの上にSEOと書いたノートとスマホとペン、キーボードとマウスがある

ホームページの構造が複雑

ページ数が多く必要な情報が見つかりにくいホームページはSEOにおいて不利になります。

ホームページ内のコンテンツを整理しておくことで、ユーザーが利用しやすいくなり、効果的なSEO対策となります。
目安として、TOPページから3クリック以内で目的のコンテンツにたどり着けつようにすることです。

alt属性のタグを省略する

画像が表示されないときに、その内容をテキストで補充する役割を持つalt属性は、SEO対策に効果があります。検索エンジンはalt属性で認識するので、ページの内容を伝える役割を担っています。

特に画像検索では有利になります。目の不自由な方の手助けにもなるので正しく入力することは重要です。

隠しテキストや隠しリンクを入れる

背景色と同じだったり、読めないほど小さな字だったり、表示上ではわからない形でテキストやリンクを埋め込むSEOのテクニックです。現在は意味がないどころか、ペナルティの対象となっています。

Google の検索結果でのランキングを操作するためにコンテンツに隠しテキストや隠しリンクを含めることは、偽装行為と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反にあたります。

引用元:Search Consoleヘルプ「隠しテキストと隠しリンク

不自然にキーワードを詰め込む

対策キーワードで上位表示したいあまり、不自然にキーワードを詰め込みすぎるとギャジュ効果になります。

当店では、カスタムメイド葉巻ケースを販売しています。当店のカスタムメイド葉巻ケースは手作りです。カスタムメイド葉巻ケースの購入をお考えでしたら、当店のカスタムメイド葉巻ケース担当者まで custom.cigar.humidors@example.com 宛てにお問い合わせください。

引用元:Search Consoleヘルプ「キーワードの乱用

このように不自然なほど「カスタムメイド葉巻ケース」を使用するのはペナルティの対象となるので注意してください。

外部リンクを購入する

被リンクが多いと検索エンジンから高く評価されますが、それは関連性の高い・質の高いページからの被リンクの場合です。

質の低いページからのリンクを大量に集める外部リンク購入は、SEO対策にならないどころか、ペナルティを受け今後上位表示されない可能性があります。

有料リンクの購入はとても危険です。

PageRank を転送するリンクの売買は、検索結果の品質を低下させる要因の 1 つです。リンク プログラムへの参加は Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に対する違反となり、検索結果におけるサイトの掲載順位に悪影響を及ぼすおそれがあります。

引用元:Search Consoleヘルプ

パンくずリストを設置しない

パンくずリストは、トップページから閲覧中のページまでの道順を示すリストのことです。
メニューの下によく設置されています。

パンくずリストのスクリーンショット

現在地を示す親切な機能ですが、検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなるため、SEO対策の知識がある制作会社は必ずつけてくれるものです。

まとめ

青空を指差している女性ビジネスマン

ホームページ制作の、基本的な項目をご紹介しました。

しかし、全ての項目できているホームページは少ないです。
しっかり1つ1つ「やってはいけないこと」を潰していけば、確実に品質の良いホームページができます。

そしてこれらと同じくらいに大事なことは、継続することです。
この記事を参考にしながら、定期的にリライトや更新を行い、質の高いホームページを作っていきましょう。

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  • 「やってはいけないことに当てはまってる・・・」
  • 「会社のホームページを自分で作っているから、どこから手をつけていいのかわからない・・・」
  • 「セキュリティ面が不安だからお願いしたい」

など、もし上記に当てはまる方は、ぜひ弊社(Jacky Web Works)までお声掛けください。
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